【まだ決まんないの?】「兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきを睹(み)ざるなり」

つい先日、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが、105歳でなくなりました。

氏の言葉で感動した言葉があります。


今までやったことのないことをする。
会ったことのない人に会う。
これが若さを保つ一番の秘訣。


50歳を超えると、自信の浅はかな考えに固執するものです。

人間、自分の経験でしかものが言えない。

自分でやってみないと分からないものですね。


どうして君は他人の報告を信じるばかりで、
自分の眼で観察したり見たりしなかったのか。

(ガリレオ・ガリレイ)


あまりにも、他人の話、

それも、大したことはない、噂話の類の話を聞いて、

思い込んで、得意気に話す人を見ると、

馬鹿に見えると言うより、残念だ。


前述の日野原氏は、命について、こう話しています。


氏は、小学生を集めて「いのちの授業」を開催していました。

10歳くらの子供たちに「いのちってなんだと思う?」と問いかけると、

必ず心臓に手を当てるといいます。

氏は、「それは違います」と言う。

「心臓は”いのち”ではありません。心臓は単なるポンプです。”いのち”は目に見えないものです。確かにあるものだけれど、でも、目には見えない。
では、”いのち”とは何か。”いのち”とは、私たちが持っている時間の証なのです。
人間は限られた”いのち”を持つ生きものです。」

と話されたそうです。


「命とは時間」

なんですね。


一人ひとり与えられた、限られた時間なんですね。


時間は、瞬時も止まることなく、

猛烈なスピードで訪れ、

そして去っていきます。


「後でやろう」とか「明日対応する」じゃ、ダメなんですね。

明日は、明日に起こる出来事がある訳です。


「明日対応しよう」では、

「その人が明日亡くなったらどうする」

「自分が今日亡くなったらどうする」

そして、タイミングを失ったらどうする。


何事も、タイミングというチャンスがあります。


わずか10分でできることを、先に延ばす。

でも、飯は食ってるし、糞はしてる。

風呂も入ってるし、目が腐るほど寝てるじゃないか?


それを「明日対応する」。

その時点で、僕的には「敗者判定」を下しますね。


終わったことは仕方がない。

逃したチャンスは戻ってこない。

最近のチャンスの女神は、「後ろ髪しかない」じゃなくて「丸坊主」

と言ってる人がいました。


スピードが速いので、

チャンスと思ったら、すぐ抱きつかないと、もういなくなってしまうと。


うしろをふり向く必要はない。
あなたの前には、いくらでも道があるのだから。

(魯迅)


「後悔先に立たず」

すでに終わったことを、いくら後で悔やんでも取り返しがつかないということ。

小学校で習った、誰でも知ってることわざですね。


この週末は、気づきの多い貴重な時間でした。


やはり、若くても、一流の人の言葉は、

琴線に触れるものが多いですね。


日米の教育の違い。


「夢とは」
「夜寝てるときに見るもの」(日本)
「自らの力で掴み取るもの」(アメリカ)


このトニさんの言葉、腑に落ちました。


周りの人の動きを見てから動く人は、まず、夢は掴み取れませんね。

チャンスと思ったら四の五の言わずに動けよ。

「兵は拙速を聞くも、いまだ巧(たくみ)の久しきを睹(み)ざるなり」

戦には、拙速(まずくともすばやくやる)というのはあるが、巧久(うまくやり長引く)という例はまだ無い。そもそも戦が長引いて国家に利益があるというのは、あったためしがない。

(孫子)


やることが遅い人で、秀でた人を見たことがない(笑)








豊かな人生の道標~人生一度っきり。

人生の後半にさしかかって、やっと「自分の人生」について見えてくるもの。 さあ、はじめよう、思い立ったときがチャンス!