【ガラスちゃん】ガラスちゃんのはあとはガラス だから、全部透けて見えます・・・
「ガラスちゃん」
あるところに心も体もガラスでできた可愛い女の子がいました
名前はガラスちゃん
ピュアでとても可愛いガラスちゃんをお母さんはとても愛していました
毎日自然の中で、鳥やお花と会話したり、
とても幸せに過ごしていたんです
「ガラスちゃんは心がとってもきれいね」
ガラスちゃんのはあとはガラス
だから、全部透けて見えます
嬉しかったら、明るく光ります
悲しいことがあったら、ブルーになるの
心が透けて見えているので
動物たちや植物たちは
ガラスちゃんが大好きでした
でも、ある日のこと
ガラスちゃんは
小さな嘘をお母さんについてしまいました
「お母さんに嘘ついちゃった」
ガラスちゃんのとってもきれいなガラスでできたはあとが
ピシッと音をたてました
「あ、どうしよう」
「ひびが入っちゃった」
「お母さんに、すぐわかっちゃう」
ガラスだから、全部わかっちゃいます
「ガラスちゃん、どうしたの?どこか具合が悪いの?」
「ううん、どこも悪くないの」
ピシっ
ウソを嘘で隠そうとして
ガラスちゃんの心はどんどんひびがひどくなってしまいました
そして、とうとう
ガラスちゃんは全身にひびがはいってしまいました
お母さんたちはとても悲しみました
ばらばらになってしまったガラスちゃん
お母さんたちはばらばらになったガラスちゃんを
もう一度元の形に戻そうとしました
でも、もう、動けません
お話しすることもできなくなってしまいました
人形のように、椅子に座っているだけ
「お母さん、ごめんなさい」
お誕生日の日だけ
ガラスちゃんは動けるようになります
でも、後の日は動けないで、
人形のように椅子に座っているだけでした
(以上)
悲しいですね。
ひとつの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込んだのか滅多に気が付かない。
つまり、ひとつの嘘をつき通すために別の嘘を20個考えなければならないということを。
(ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記などの著者」)
その人は、もう「嘘まみれ」になっていることでしょう。
やがて「動けなく」なるんでしょうか?
可哀そうに。
謝って、重荷をおろしたらどうですか?
人生長いんだし・・・
嘘には大きく分けて7つあるそうです。
①相手のためを思ってつくうそ
②その場から逃れたいからつくうそ
③うそをついていることに本人も気づいていないうそ
④はじめはうそをついてないつもりが、結果としてうそになってしまううそ
⑤楽しさからくるうそ
⑥悪意のあるうそ
⑦その他のうそ
その人は、たぶん②と④が、結果として⑥になったウソ。
ウソは、常習性になります。
結果、「オオカミ少年」。
間違いなく、人生が破たんします。
いつまでも天は、嘘つきを許しておきませんから。
「天網恢恢疎にして漏らさず」
(てんもうかいかいそにしてもらさず)
天網恢恢疎にして漏らさずとは、天罰を逃れることは決してできないということのたとえ。
天が悪人を捕えるために張りめぐらせた網の目は粗いが、悪いことを犯した人は一人も漏らさず取り逃さない。天道は厳正であり、悪いことをすれば必ず報いがある。
『老子』に「天網恢恢、疎ニシテ失ワズ」、『魏書』に「天網恢恢、疎ニシテ漏ラサズ」とあるのに基づく。
「天網」とは、天の張りめぐらす網のこと。
「恢恢」とは、広くて大きい様。
「疎」とは、目が粗いこと。
「天網恢恢疎にして失わず」ともいう。
【出典】『老子』 『魏書』
「嘘つき」どころじゃない悪事は、今から謝っても遅い人もいるようです。
無道の働きをもって名利を得た者は、
天罰を避けることはできないと知るべきだ。
(北条氏綱)
悔い改めて、誤れば、許されないにせよ、
心が軽くなりますよ。
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