【広い道ばかり行きたがる、あなたへ】狭き門より入れ。 滅びに至る門は大きく、その道は広い。
古い詩にこんなものがあります。
「この世に存在する問題には、解決策があるものもあれば、ないものもある。
解決策があるものに関しては、さっさとそれを見つけ出すがいい。
ないものに関しては、もうこれ以上思い煩うのをやめるがいい.。」
自分の前に立ちはだかる問題や障害に関しては、
たいていの場合、何らかの解決策があるはずです。
なすべきことは、目標達成を阻んでいるものが何なのかを明確にし、
それを取り除くために時間や労力をつぎ込むことです。
障害を取り除けば、達成のスピードが早くなります。
市場は、有能な仕事にだけ大金を支払います。
人並みの仕事には人並みの報酬が、
それ以下の仕事にはそれ以下の報酬しか支払われません。
「もてる力をすべて出す」
分野に関係なく、
現在成功している人たちには一つの共通点があります。
それは、彼らがどこかの時点で
「全身全霊を尽くす」事を決めた事です。
自分のしていることに全力を尽くし、
頭角を現すためにはどんな代償も厭わないと決心したのです。
その結果、平均的な仕事しかしない人たちの群れから抜け出し、
何倍も稼ぐようになったのです。
なかなか厳しい。
市場の評価は厳しい。
どう見ても、やはり公務員、非営利の諸団体の職員は、
甘いと言わざるを得ない。
市場の評価にさらせば、
「今日限りで解雇」
と言う人で、あふれ返っている。
やはり、地方へ出て、
民間の厳しい評価に耐えてこそ、抜き出ることができる。
ローソンのCEOを12年務め、
改革を果たした、新浪剛史氏が、
こんな言葉を残している。
現場の力を引き出すには、生身のコミュニケーションが欠かせません。
テレビ会議のような「ハイテック」は便利ですが、成功の喜びを分かち合う「ハイタッチ」には敵いません。
理屈だけで人は動きません。
多忙を理由に社長室に閉じこもっているようでは、組織は動かせないでしょう。
ローソンの経営は地方分権です。
地方の支社が独自の判断で意思決定を行い、収益に責任を負っています。
そのためには一人一人に経営方針を理解してもらう必要があります。
対話にはコストがかかります。
私もしんどい。
しかし、地域を熟知する支社がフル稼働すれば、融通の利かない中央集権より、よっぽど効率的な組織になるのです。
年々、衰退している組織のトップは、
自らの保身をやめて、今すぐ、
改革をはじめないと、間違いなく滅ぶ。
あの、恐竜だって、マンモスだって、
時代に適応できず滅んだじゃないか?
狭き門より入れ。
滅びに至る門は大きく、その道は広い。
(『新約聖書』-マタイによる福音書(マタイ伝)7章13節)
確かに、大きく、広い道は、気持ちいいだろうけどね。
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