【裸の王様】人は自分に賛同してくれる人といると快適だが、 自分と賛同しない人といると成長する。

組織、団体内で、圧倒的な権力を持っている人は、

どうやって、日々成長していくのだろうか。


誰も、ものを言わないだろうね。

かつて、阪神の監督時代の野村克也氏。


あまりにも、フロントの戦力補充の弱さに、

オーナーに直談判に行き、そこで久万オーナーに語った言葉。


「オーナー、生意気なことを言うようですが、

”人間3人の友を持て”というじゃないですか。

原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。

オーナーには、直言してくれる人がいないんじゃないですか。

みな、オーナーが気持ちよくなる話しかしてこないでしょう。

人間偉くなるとそうなるものです。」

(野村克也)


野村氏でなくては言えない言葉ですね。

サラリーマンでは、言った途端、関連会社に出向ですね。


反対に、絶対的権力者で、「裸の王様」になりがちなこの人。

高原豪久 ユニ・チャーム社長はいう。


「オーナー経営者である私が最も恐れていることは「裸の王様」に陥ることです。

よって全てのステークホルダーに目を配り、

私の言動について理解・納得・共感されているか確認するようにしています。  

しかしながら銀行に勤めた経験のある私は、

トップがどんなに胸襟を開いて接しているつもりでも、

社員にとって「諫言(かんげん)なぞしないほうが利口だ」

という冷めた見方が多いことも十分に分かっています。

また、長年にわたる取引先でも社長という立場になると

なかなか本音を明かしてはくれません。

今の私にとって、まさに「耳の痛い」直言をしてくれるのは

身銭を切ってユニ・チャームに投資している『株主』に他なりません。」



なるほど。

「裸の王様」なってはいけないと思っている人は、

「裸の王様」にはならない。


反対に、「裸の王様」になっていると自覚していない人は、

完全に「裸の王様」だ。


こんな言葉がある。


無知の知


「自分自身が無知であることを知っている人間は、
自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」
「真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる」
という考え方のこと。


ということはですね。


「自分自身が裸の王様であることを知っている人間は、自分自身が裸の王様であることを知らない人間より賢い」「真の王様への探求は、まず自分が裸の王様であることを知ることから始まる」という考え方のこと。

ということですか。


本音で話す人がいないと言うことは、

まず成長することはできないわね。


人は自分に賛同してくれる人といると快適だが、
自分と賛同しない人といると成長する。

(フランク・A・クラーク)



豊かな人生の道標~人生一度っきり。

人生の後半にさしかかって、やっと「自分の人生」について見えてくるもの。 さあ、はじめよう、思い立ったときがチャンス!